フィギュアスケートグランプリファイナル2016 男子SP 羽生結弦首位

いよいよグランプリファイナルが始まりました。シーズン前半を締めくくる、一番大きな国際大会です。

一日目からどの選手からも本気モードがビシビシ伝わってきましたね。

各カテゴリーの出場選手数は少ないですが、ジュニアとシニア両方なので追いかけるのが大変です。(もちろん)全部は見られていないので、ぼちぼち書いていきます。今回はシニア男子SP。

フィギュアスケートグランプリファイナル2016 男子SP

順位 名前 SP得点 技術点 演技構成点
1 Yuzuru HANYU JPN 106.53 59.18 47.35
2 Patrick CHAN CAN 99.76 52.66 47.10
3 Javier FERNANDEZ ESP 91.76 47.45 45.31
4 Shoma UNO JPN 86.82 44.38 43.44
5 Nathan CHEN USA 85.30 45.62 40.68
6 Adam RIPPON USA 83.93 41.37 42.56
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すごい試合でした。ミスが結構出ましたが、どの選手も本気も本気、目がものすごく真剣で、いかに今季の男子シングルが気の抜けないものか、良くわかる試合でした。

SP1位は、羽生結弦選手。この緊張感の中でよくもこれだけ、という演技でした。4Loの着氷がやや乱れた以外は、ほぼ完璧(会場の盛り上げ方も)。ステップもスピンも全部レベル4。このプログラムを、ここまで自分のものにしてしまうとは、正直思っていませんでした。すごいな、ゆず。

SP2位は、パトリック・チャン選手。パーフェクト、マイナスがひとつもないプロトコール。流れるプログラム、さわやかな春の風のようなスケーティング。でもやっぱり4回転が1本だと、これ以上行くのはなかなか難しいかもしれません。チャン選手は、SPに4回転2本も考えているのでしょうか。

滑走順1番のフェルナンデス選手が、この緊張感ビシビシの本気モード満点の雰囲気を作りだしたのかも。すごい気迫の演技でした。今回のGPFの金メダルは自分が取る、と顔に書いてありました(そんな気がしませんでした?)。それなのに4Sと3Aでミス、ものすごく悔しそうでした。このプログラムは2季目ということもあって、表現の面でどんどん魅力的になって行きますね。SP3位。

宇野昌磨選手は4位。滑り出しは良かったけれど、4T(ダウングレード)で回り切れず転倒、コンビネーションにできず。このジャンプで稼げたのはたった2.20でした。気負いすぎたかも。全部のエレメンツがレベル4でした。最後のスピンがすごかった~。音楽との調和も素晴らしいです。滑り終わってから足が痛そうでしたが、大丈夫かな。エネルギーを全部使い切った感じでした。

5位にネイサン・チェン選手。今回もジャンプがちゃんと決められませんでした。残念だなあ。ジャンプが決まらないと、PCSも上げてもらえないような気がします。

リッポン選手はやっぱり4回転を入れられないのが痛い。その上、ちょっとジャンプの調子が良くなかったです。でも、ステキなパフォーマンス、リッポン選手にしか作れない世界。フリーは4回転決めてね。

フリーも緊張の展開になりそうですね。

ISU Grand Prix of Figure Skating Final 2016

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