全日本選手権2019　羽生結弦を抑えて宇野昌磨が優勝！

いつもドラマを見せてくれる全日本、今年もたくさんの涙、笑顔がありました。

これまで3連覇をしてきた宇野昌磨選手ですが、羽生結弦選手がいない状態での優勝でした。今回は羽生結弦選手が出場した大会での優勝です。嬉しかったよね～！

3位には女子に続き、ジュニアからの鍵山優真選手が入りました。新しい風も吹いていますね。

おめでとう！

そして今季で引退、これが最後の全日本という選手も、女子でも男子でもたくさんいました。お疲れさまでした、そして、ありがとう！

フィギュアスケート全日本選手権2019　3位にジュニアの鍵山優真

優勝の宇野昌磨選手も２位の羽生結弦選手も、ミスはありましたが渾身の演技を見せてくれました。

田中刑事選手も友野一希選手も、絶対やってやる！という鬼気迫る演技でした。

そしてこれが最後のシングルの舞台だった高橋大輔選手、最後までかっこ良かったです！

総合結果

順位	名前	所属	SP順位	FS順位	総合得点
1	宇  野  昌  磨	トヨタ自動車	2	1	290.57
2	羽  生  結  弦	ANA	1	3	282.77
3	鍵  山  優  真	星槎国際高等学校横浜	7	2	257.99
4	田  中  刑  事	倉敷芸術科学大学	4	5	252.44
5	佐  藤      駿	埼玉栄高校	3	6	246.50
6	友  野  一  希	同志社大学	11	4	244.69
7	山  本  草  太	中京大学	13	7	220.49
8	須  本  光  希	関西大学	12	8	220.28
9	佐  藤  洸  彬	南部美人	6	11	215.23
10	島  田  高志郎	木下グループ	5	13	212.24
11	本  田  ﾙｰｶｽ剛史	綾羽高校スケート部	9	12	209.96
12	髙  橋  大  輔	関西大学KFSC	14	10	204.31
13	日  野  龍  樹	中京大学	18	9	202.73
14	木  科  雄  登	金光学園	8	18	198.77
15	山  隈  太一朗	明治大学	15	14	194.01
16	中  村      優	関西大学	10	19	193.39
17	鈴  木      潤	北海道大学	17	16	189.30
18	櫛  田  一  樹	関西学院大学	23	15	187.38
19	吉  岡      希	ｱｸｱﾋﾟｱｽｹｰﾃｨﾝｸﾞC	16	20	180.62
20	渡  邊  純  也	関西学院大学	24	17	180.38
21	山  田  耕  新	SMBC	19	22	173.35
22	本  田  太  一	関西大学	20	21	173.08
23	山  本  恭  廉	アテナ豊橋FSC	22	23	150.06
Final not reached
25	中  野  紘  輔	福岡大学	25	–	–
26	鎌  田  英  嗣	明治大学	26	–	–
27	時  國  隼  輔	同志社大学	27	–	–
28	石  塚  玲  雄	早稲田大学	28	–	–
29	國  方  勇  樹	日本大学	29	–	–
Withdrawn
–	小  田  尚  輝	倉敷芸術科学大学	21	–	–
–	壷  井  達  也	中京大中京高校	–	–	–

フリー結果

順位	名前	所属	FS得点	技術点	演技構成点
1	宇  野  昌  磨	トヨタ自動車	184.86	94.14	90.72
2	鍵  山  優  真	星槎国際高等学校横浜	180.58	99.10	81.48
3	羽  生  結  弦	ANA	172.05	83.33	89.72
4	友  野  一  希	同志社大学	171.63	89.55	82.08
5	田  中  刑  事	倉敷芸術科学大学	171.54	86.46	85.08
6	佐  藤      駿	埼玉栄高校	163.82	91.10	73.72
7	山  本  草  太	中京大学	152.33	78.19	75.14
8	須  本  光  希	関西大学	147.47	74.07	73.40
9	日  野  龍  樹	中京大学	140.26	71.84	68.42
10	髙  橋  大  輔	関西大学KFSC	138.36	54.08	85.28
11	佐  藤  洸  彬	南部美人	136.39	62.83	74.56
12	本  田  ﾙｰｶｽ剛史	綾羽高校スケート部	134.24	63.38	70.86
13	島  田  高志郎	木下グループ	131.65	59.23	74.42

フィギュアスケート全日本選手権2019　宇野昌磨が優勝！羽生結弦2位！

優勝した宇野昌磨選手、どのジャンプもギリギリな感じでしたが、2回目の3Aの着氷が乱れても根性でコンビネーションにしたり、ちゃんと冷静に考えた演技でした。

そして何より、滑っていることの喜びが感じられる演技でした。宇野選手の演技後の笑顔に、本当に良かったととても嬉しい気持ちになりました。辛い時期のすべてが、良い経験になっている気がします。大人になったな～と思います。それはインタビューの受け答えからも伺えますね。

羽生結弦選手は、やはり連戦の疲れが出てしまった感じでした。それでも渾身の力を振り絞って最後まで滑る羽生選手は、さすがでした。ルッツが2回転に、後半の3つのジャンプで回転不足を取られてしまったり、それでも最後のスピンまでレベルをきっちり取って滑り切りました。

フリー2位、総合3位になったのは、ジュニアの鍵山優真選手でした。技術点では1位！

いや～、すごかったです。ほぼパーフェクトな演技。それにしても柔らかい膝です。着氷がネコみたいにふわっとして、何だか安心。SPで失敗してしまった3Aもちゃんと決めました。若者はこわいものなし。小さい体を目いっぱい使う表現も、すてき。すばらしいです。

フリー5位で総合4位になったのが、田中刑事選手。もう絶対決めてやるというメラメラが見えるかと思う位、それなのに要所要所に色気があるんですよね～。

演技開始から立て続けに4S、4T+2T、3Aを決めたのが、大きかったです。

総合5位になったのは、驚きのSPを見せてくれたジュニアの佐藤駿選手です。フリーでは冒頭の4LZの失敗が響いてしまい、総合で5位。4T2回、3A2回をしっかり決めて素晴らしい演技だったのですが、やはりスケーティングがまだちょっとジュニアかなあ。技術点では3位だったのですが。

フリーで4位だったけれど、ショートで11位だったのが響いて総合6位だった友野一希選手。

素晴らしいフリーでした。ほぼパーフェクト、こんな友野選手を見たのは久しぶりでした。そうなのよね、これだけ力のある選手なのよね。SPのミスが・・・あ～もったいない。でもあの失敗があったからこその、このフリーなのかも。

山本草太選手は、演技前半の大技が決まりませんでした。SPの失敗でちょっと諦めちゃったのかなあ、という感じもしましたが、後半立て直して最後まで頑張りました。まだまだこれからだから・・・！

島田高志郎選手は、冒頭4Tの失敗をずっとひきずってしまったかな。すべての歯車がはまっていない感じになってしまいました。まだまだ若い選手、これからもいろいろな経験をして強くなって行くんですね。

それにまだ背が伸びている感じがするし、これから筋肉がついて行って体幹もしっかりして行くのかなと思います。宇野選手というジャンプも得意な先輩がチームメイトになったので、それも心強いのではないかと思います。

書ききれない他の選手もみんな、お疲れさまでした。良いものを見せていただきました。ありがとう！

＊高橋大輔選手に関しては、数日中に別記事を書く予定です。

フィギュアスケート2020年の大きな国際大会派遣選手

全日本選手権が終わって、世界選手権などへの派遣選手が発表されました。

今回は誰にも納得できる結果になったのではないかなと思います。

私個人としては、四大陸選手権に友野選手を派遣してほしかったのですが、鍵山選手を派遣する決定も理解できます。

＊世界選手権代表選手
2020年3月16日～22日　モントリオール（カナダ）

男子：宇野昌磨、羽生結弦、田中刑事
　　補欠：友野一希、山本草太

女子：紀平梨花、樋口新葉、宮原知子
　　補欠：坂本花織、横井ゆは菜

ペア：三浦璃来＆木原龍一

アイスダンス：小松原美里＆ティム・コレト

＊四大陸フィギュアスケート選手権
2020年2月4日～9日　ソウル（韓国）

男子：宇野昌磨、羽生結弦、鍵山優真
　　補欠：友野一希、山本草太

女子シングル：紀平梨花、樋口新葉、坂本花織
　　補欠：横井ゆは菜、本田真凜

ペア：三浦璃来＆木原龍一

アイスダンス：小松原美里＆ティム・コレト

＊世界ジュニアフィギュアスケート選手権
2020年3月2日～8日　タリン（エストニア）

男子：鍵山優真、佐藤駿
　　補欠：本田ルーカス剛史、須本光希

女子：河辺愛菜、川畑和愛
　　補欠：吉岡詩果

アイスダンス：吉田唄菜＆西山真瑚
　　補欠：高浪歩未＆池田喜充

第88回全日本フィギュアスケート選手権大会結果サイト

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