全日本選手権2016 女子 宮原3連覇 樋口2位!

最後まで緊張の全日本選手権でした。

予想通りレベルの高い戦いでした。そしてやはり宮原知子選手の3連覇、強いですね~!

フィギュアスケート全日本選手権2016 女子FS結果

順位 名前 所属 FS得点 技術点 演技構成点
1 宮原  知子 関西大学 138.38 68.32 70.06
2 三原  舞依 神戸PFSC 132.26 71.62 60.64
3 白岩  優奈 関西大学KFSC 131.07 71.74 59.33
4 樋口  新葉 日本橋女学館 130.75 68.17 63.58
5 本田  真凜 関西大学中・高スケート部 128.59 66.64 61.95
6 本郷  理華 邦和スポーツランド 125.08 61.39 63.69
7 村上  佳菜子 中京大学 124.03 59.50 64.53
8 新田谷    凜 中京大学 122.55 68.67 53.88
9 坂本  花織 神戸FSC 120.64 63.52 58.12
10 鈴木  沙弥 邦和SC 120.35 69.31 51.04
11 松田  悠良 中京大中京高校 118.64 60.65 57.99
12 浅田  真央 中京大学 114.10 50.78 65.32
13 大庭    雅 中京大学 106.26 54.36 51.90
14 滝野  莉子 大阪スケート倶楽部 104.14 56.14 50.00
15 細田  采花 関西大学 102.25 52.85 49.40
16 木原  万莉子 同志社大学 100.91 47.73 54.18
17 磯邉  ひな乃 中京大学 98.24 49.91 49.33
18 今井    遥 新潟県連 96.29 45.94 50.35
19 松嶋  那奈 早稲田大学 95.35 50.44 44.91
20 廣谷  帆香 八工大一高 95.21 53.47 41.74
21 中塩  美悠 広島スケートクラブ 90.86 41.42 49.44
22 笠掛  梨乃 ポラリス中部FSC 83.89 40.93 46.96
23 小林  聖依 秀明英光高校 82.61 42.11 40.50
24 永井  優香 駒場学園高校 78.17 29.90 49.27

宮原選手、すごく緊張していましたね。いつもはあまりハラハラしないのですが、今日は見ていて心配になりました。でもそこはさすが宮原選手、大きく崩れたりはしないんですね。ジャンプでふたつ回転不足を取られてしまいましたが、スピン、ステップ全部レベル4です。

フリー2位は三原舞依選手。パーフェクト!素晴らしい!自分の世界の中で滑っていたのかな。滑り終わって観客の反応を見て我に返った、みたいな感じがしました。この安定感は武器ですね。

そしてフリー3位は白岩優奈選手。昨日のSPの口惜しさを味方に付けたかのような、ノーミスの演技(技術点では1位)。勢いもあって素晴らしかったです。プロトコルにマイナスがひとつもない。白岩選手の演技は、見ていると楽しく元気になってきます。

フリー4位は樋口新葉選手。3Sの転倒なんて忘れてしまうほど、最後までパワフルな演技でした。

本田真凜選手がフリー5位。演技前の表情が気になっていました。視線が定まっていないというか・・・ふたつめのフリップが1回転になって、すごく心配になりました。が、そんな心配はいらなかったみたいですね。それからの演技はいつものやわらかい表情で、コンビネーションジャンプも3Tを付けるリカバリー。

本郷理華選手がフリー6位。フリーを昨シーズンのリバーダンスに戻したのは正解だったと思いますが、すごくすごく緊張していたみたいですね。動きが硬くて、見せ場のステップもいまひとつでした。この試合に賭ける気持ちが緊張に繋がってうまく行かないなんて・・・フィギュアスケートは難しい競技ですね。

村上佳菜子選手が7位。久々に見た元気な村上選手でした。確実にこなせるプログラム構成にしたんでしょう。もらい泣き。

新田谷凛選手がフリー8位ですが、演技内容はとても良かったようです(ノーミス)。放送がなかったので演技を見られていませんが、見たかったです。PCSがすごくもらえていないのですが、もっとください(演技を見ていない状態で言っているので、ファンの戯言だと思ってください)。

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坂本花織選手が9位。珍しく3Loで転倒。ジャンプの質もいつも程ではなかった印象。緊張しちゃったかな。

鈴木沙弥選手が10位ですが、技術点では宮原選手より上です。まだ子供っぽいけれど、身体の動かし方などは洗練されていますね。将来有望。

浅田真央選手。フリーは12位でした。果敢に3Aに挑戦して転倒(6分間練習では降りていました)。その後も3F-3Lo(両方とも回転不足)を跳ぶなど、攻めた演技でした。スピンステップは全部レベル4です。

何と永井優香選手がフリー最下位の24位・・・SPで新田谷選手と同じような状況かも、と書いたけれど、ちょっと違ったかも。いろいろと悩む頃なのかなあ。ステキな選手なので、復活してくれることを願います。
永井優香、理由「わからない」涙…苦悩のシーズン

フィギュアスケート全日本選手権2016 女子結果

順位 名前 所属 総合点数 SP順位 FS順位
1 宮原  知子 関西大学 214.87 1 1
2 樋口  新葉 日本橋女学館 199.49 3 4
3 三原  舞依 神戸PFSC 198.17 5 2
4 本田  真凜 関西大学中・高スケート部 196.11 4 5
5 本郷  理華 邦和スポーツランド 194.28 2 6
6 白岩  優奈 関西大学KFSC 185.37 17 3
7 坂本  花織 神戸FSC 184.00 6 9
8 村上  佳菜子 中京大学 182.55 12 7
9 鈴木  沙弥 邦和SC 180.41 9 10
10 松田  悠良 中京大中京高校 180.27 7 11
11 新田谷    凜 中京大学 176.86 16 8
12 浅田  真央 中京大学 174.42 8 12
13 大庭    雅 中京大学 165.45 10 13
14 滝野  莉子 大阪スケート倶楽部 163.27 11 14
15 細田  采花 関西大学 159.13 13 15
16 磯邉  ひな乃 中京大学 153.34 14 17
17 木原  万莉子 同志社大学 151.35 23 16
18 廣谷  帆香 八工大一高 148.71 18 20
19 今井    遥 新潟県連 147.58 21 18
20 松嶋  那奈 早稲田大学 147.32 20 19
21 中塩  美悠 広島スケートクラブ 145.85 15 21
22 笠掛  梨乃 ポラリス中部FSC 135.11 22 22
23 小林  聖依 秀明英光高校 131.75 24 23
24 永井  優香 駒場学園高校 131.40 19 24

もしかして表彰台にはジュニアが複数乗るんじゃないかと思っていましたが、シニアがしっかり金銀銅3つのメダルを射止めました。と言っても、3人ともまだ10代で、樋口選手はまだ15歳なんですよね。

世界選手権をはじめとする大きな大会への派遣を左右する全日本、終わってみれば「こうなると思ってたよ」という結末でした。世界選手権への派遣選手は、宮原選手以外のふたりについては何人にも可能性がありましたが、GPSの活躍を見れば樋口選手と三原選手が順当にチケットを勝ち取った、という感じです。

ジュニアにしても、SPの白岩選手のアクシデントでどうなるかと心配しましたが、坂本選手、本田選手、白岩選手は最強の3人だと思います。

今年も楽しませてもらった全日本でした。来季はオリンピック派遣もかかる大会になりますね。女子は今年ジュニアの何人かがシニアに上がるし、更に熾烈な戦いになりそうで、今からこわいです。

選手の皆さん、ケガだけにはどうか気を付けて。素敵な演技をありがとう!

全日本選手権2016結果サイト

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