アメリカのジョシュア・ファリス選手が引退を発表しました。まだ21歳、ケガのための引退はとても悲しい・・・
ジョシュア選手のケガ
ジョシュア・ファリス選手はまだ21歳で、2015年の四大陸で2位になり、まだまだ「これから」という時なのに。
最初は4Tの練習時の転倒で、その後2回立て続けに頭部の負傷をしてしまったということ(3回目はスケートが原因ではないんですね)。
スケートのキャリアを打ち切りにするのは苦渋の選択だったようですが、この後の人生を恐怖と共に過ごしたくはない、と。
実際ケガの後は頭痛に悩まされ、暗い部屋で光を避けて過ごさなければならなかったり、恐怖にさいなまれる生活を送って大変だったようです。
音楽が大きな支えになってくれたんですね。
選手生活を続ける選択肢もあったようですが、一時的な脳障害では済まなくなる可能性があると医者から説明があったということで、引退はファリス選手自身が決めたそうです。
これは本当につらい状況ですね。読んでいて胸が痛くなります・・・
これからのこと
秋にコロラドスプリングスの大学に戻って、学業を再開するということです。
音楽セラピーに興味があり、自分と同じような脳震盪と闘うアスリートの力にもなりたいそうです。
また振り付けやコーチという、今までとは違った形でフィギュアスケートに携わることになりそうです。
以前の様な競技をするリスクを負えないけれど、今は振り付けしていてこれをずっとやって行きたい。自分のスケートを他のスケーターを通して生かすことができるとうれしい
ということで、将来はファリス選手をキスアンドクライでコーチか振付師として見ることもあるのではないかと思います。
ファリス選手のこれからの人生に幸多かれと祈ります。
icenetwork Long battle with concussions ends Farris’ career