2022ワールド 坂本花織 堂々の初優勝 おめでとう!

キラキラ喜びに満ちた表彰台、良かったですね~!

表彰台に載ったのは、日本の坂本花織選手、ベルギーのロエナ・ヘンドリックス選手、米国のアリサ・リウ選手。アジア、ヨーロッパ、北米と、いかにも世界選手権です。

それぞれが個性あるバランスのとれたプログラムを競い合い、とても面白い試合になりました。

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フィギュアスケート世界選手権2022 女子 坂本花織が優勝!

オリンピックのある年は、とても長いシーズンに感じると良く言われます。五輪に出て、それから世界選手権にも出て、というのは体力的にも精神的にも調整が大変だということ。

実際、演技を見ていて「疲れているな」と感じることも多かったです。

でもどの選手も力いっぱい演じてくれました。

そして日本女子は見事に来季も3枠です!

フィギュアスケート世界選手権2022 女子結果

女子総合結果(全選手)

順位 名前 総合点 SP順位 FS順位
1 Kaori SAKAMOTO JPN 236.09 1 1
2 Loena HENDRICKX BEL 217.7 2 2
3 Alysa LIU USA 211.19 5 3
4 Mariah BELL USA 208.66 3 4
5 Young YOU KOR 204.91 4 6
6 Anastasiia GUBANOVA GEO 196.61 14 5
7 Haein LEE KOR 196.55 11 7
8 Karen CHEN USA 192.51 8 8
9 Ekaterina RYABOVA AZE 188.5 9 11
10 Nicole SCHOTT GER 188.42 6 14
11 Wakaba HIGUCHI JPN 188.15 7 12
12 Madeline SCHIZAS CAN 188.14 10 10
13 Ekaterina KURAKOVA POL 186.43 16 9
14 Olga MIKUTINA AUT 182.98 15 13
15 Mana KAWABE JPN 182.44 12 15
16 Niina PETROKINA EST 176.6 17 16
17 Lindsay van ZUNDERT NED 171.39 18 17
18 Julia SAUTER ROU 170.31 19 18
19 Alexia PAGANINI SUI 170.02 13 19
20 Lara Naki GUTMANN ITA 164.39 20 20
21 Josefin TALJEGARD SWE 163.24 21 21
22 Kailani CRAINE AUS 161.75 22 22
23 Natasha McKAY GBR 159.27 24 23
24 Dasa GRM SLO 147.12 23 24
ーーー
25 Jenni SAARINEN FIN 55.3 25
26 Tzu-Han TING TPE 55.24 26
27 Eliska BREZINOVA CZE 55.07 27
28 Alexandra FEIGIN BUL 55.01 28
29 Lea SERNA FRA 54.3 29
30 Marilena KITROMILIS CYP 53.32 30
31 Julia LANG HUN 47.93 31
32 Stefanie PESENDORFER AUT 47.23 32
33 Anete LACE LAT 44.60 33

日本、ベルギー、アメリカ、アメリカ、韓国、ジョージア・・・

女子ショートプログラム結果(15位まで)

順位 名前 SP得点 技術点 演技構成点
1 Kaori SAKAMOTO JPN 80.32 43.25 37.07
2 Loena HENDRICKX BEL 75.00 40.52 34.48
3 Mariah BELL USA 72.55 38.67 33.88
4 Young YOU KOR 72.08 38.04 34.04
5 Alysa LIU USA 71.91 39.11 32.80
6 Nicole SCHOTT GER 67.77 36.91 30.86
7 Wakaba HIGUCHI JPN 67.03 34.55 32.48
8 Karen CHEN USA 66.16 32.45 33.71
9 Ekaterina RYABOVA AZE 65.52 36.26 29.26
10 Madeline SCHIZAS CAN 64.20 34.46 29.74
11 Haein LEE KOR 64.16 32.33 31.83
12 Mana KAWABE JPN 63.68 33.49 30.19
13 Alexia PAGANINI SUI 63.09 33.34 29.75
14 Anastasiia GUBANOVA GEO 62.59 33.80 29.79
15 Olga MIKUTINA AUT 62.14 31.51 30.63

どのカテゴリーもそうだけれど、年々全体的なレベルが上がってきていますね。こうなるとやっぱり滑る順序が多少響いてくるな、と思いました。

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女子フリースケート(15位まで)

順位 名前 FS得点 技術点 演技構成点
1 Kaori SAKAMOTO JPN 155.77 80.10 75.67
2 Loena HENDRICKX BEL 142.70 70.66 72.04
3 Alysa LIU USA 139.28 72.63 66.65
4 Mariah BELL USA 136.11 66.28 69.83
5 Anastasiia GUBANOVA GEO 134.02 70.92 63.10
6 Young YOU KOR 132.83 65.70 68.13
7 Haein LEE KOR 132.39 68.27 64.12
8 Karen CHEN USA 126.35 60.58 65.77
9 Ekaterina KURAKOVA POL 124.51 64.60 60.91
10 Madeline SCHIZAS CAN 123.94 62.48 62.46
11 Ekaterina RYABOVA AZE 122.98 62.24 60.74
12 Wakaba HIGUCHI JPN 121.12 57.82 65.30
13 Olga MIKUTINA AUT 120.84 60.89 60.95
14 Nicole SCHOTT GER 120.65 56.65 64.00
15 Mana KAWABE JPN 118.76 57.68 61.08

ハラハラドキドキのフリーでした。坂本選手、お見事!

ワールド2022 女子 坂本花織選手の完全優勝!

主に上位選手と印象に残った選手の感想です。

優勝した坂本花織選手、精神的にも強いなと思いました。金メダル候補の筆頭で、そのプレッシャーは相当なものだった筈。その上、枠取りの重圧もあったわけで。

プロトコルを見るとフリーのルッツで「!」が付いてしまいましたが、それ以外は加点バリバリです。

もしかしてプレッシャーで崩れるかもと思っていたのですが、ショート/フリーとも滑り出しのぐい~んとスピードに乗るスケーティングを見て「大丈夫!」と確信しました。

どのエレメンツもとにかく完成度が高い。高難度のジャンプはないけれど、あのスピードであの高さと幅で、おりた後のスピードと流れ!素晴らしい演技でした。

銀メダルを獲得したのは、ベルギーのロエナ・ヘンドリックス選手。ケガのニュースを聞いていたので心配していましたが、ほぼパーフェクトの演技でした。

ヨーロッパでは(ロシアを入れなければ)このところあまり強い選手が出ていなくて寂しかったので、ヘンドリックス選手の活躍はとても嬉しいです。

演技が良くて一緒に泣いて、結果を聞いて一緒に泣いて・・・本当に良かった!

銅メダルは、アメリカのアリサ・リウ選手。SPでは回避した3Aを、フリーでは回転不足ながら着氷。何年か前は4回転もポンポン跳んでいましたが、体形の変化の時期を経てこのところ4回転は跳んでいません。その代り、個性が出て来てスケートの魅力が増してきたように思います。

4位はアメリカのマライア・ベル選手。SPは3位だったので、メダルを逃したのはちょっと悔しかったかもしれませんが、印象に残る良い演技でした。いつも元気で力いっぱいの演技、楽しませもらいました。

5位は韓国のユン・ユウ選手でした。SPでは3Aを避けましたが、SPもフリーもジャンプの回転不足やエッジエラーをかなり取られてしまいました。かなり疲れている印象でしたが、優雅な滑りはいつも通りでした。

6位はジョージアのアナスタシア・グバノワ選手でした。これから評価がどんどん上がって行く選手のような気がします。

この大会で一番驚いたのは、ドイツのニコル・ショット選手です。総合10位(来季は2枠!)、何とSP6位で、フリーは最終G。もちろんドイツの解説者は大興奮でした。SP、フリーともほぼ完ぺきな演技で素晴らしかったです。

樋口新葉選手は五輪の疲れとけがの影響だったでしょうか、滑り始める前からちょっと自信がなさげでした。フリーの結果を見てからは、たぶん生きた心地がしなかったのではないかと思います。枠取りはかわいそうだなあ、やっぱり。

河辺愛菜選手も残念でしたが、まだまだこれからの選手です。良い経験になったのではないかと思います。

印象に残ったのは、カナダのシザス選手、ポーランドのクラコワ選手です。カナダ女子はこのところなかなか上位に行けていませんが、シザス選手はこれから伸びて行くのではないかと思います。

ポーランドのクラコワ選手には、何か惹かれるものを感じました。プログラムのせいかもしれませんが、情感豊かなステキな演技でした。

選手のみなさん、お疲れさまでした。とても楽しい世界選手権でした!

世界選手権2022結果ページ

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