2022ワールド 宇野昌磨 初優勝おめでとう!

北京五輪が終わり、世界選手権も終わってしまうと、気が抜けてぼ~~~っとしてしまうのは、いつものことです。

世界選手権2022も全種目終わってしまいました。ブログ全然書かないうちに・・・見るだけで精いっぱいで、書けなかったです。

五輪後の世界選手権なのに、何てすごい試合だったんでしょう・・・!

まずは、ついに宇野昌磨選手が世界王者に輝いた男子シングルから書きたいと思います。

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フィギュアスケート世界選手権2022 男子 宇野昌磨が優勝!

ついに、やっと、宇野昌磨選手が世界王者になる日がやってきました。なれそうでなれない、シルバーコレクターなどと言われた宇野選手ですが、ついに、ついに・・・!

誰にも文句を言わせない、カンペキな優勝でした!おめでとう!

フィギュアスケート世界選手権2022 男子結果

総合結果(全選手)

順位 名前 総合点 SP順位 FS順位
1 Shoma UNO JPN 312.48 1 1
2 Yuma KAGIYAMA JPN 297.60 2 2
3 Vincent ZHOU USA 277.38 6 4
4 Morisi KVITELASHVILI GEO 272.03 7 5
5 Camden PULKINEN USA 271.69 12 3
6 Kazuki TOMONO JPN 269.37 3 8
7 Daniel GRASSL ITA 266.66 5 7
8 Adam SIAO HIM FA FRA 266.12 10 6
9 Ilia MALININ USA 263.79 4 11
10 Matteo RIZZO ITA 255.75 8 10
11 Kevin AYMOZ FRA 245.46 15 12
12 Roman SADOVSKY CAN 245.36 18 9
13 Deniss VASILJEVS LAT 243.00 11 14
14 Keegan MESSING CAN 235.03 9 17
15 Mihhail SELEVKO EST 234.72 20 13
16 Vladimir LITVINTSEV AZE 233.62 14 15
17 Maurizio ZANDRON AUT 228.27 16 16
18 Sihyeong LEE KOR 225.06 13 18
19 Nikolaj MAJOROV SWE 216.45 19 20
20 Graham NEWBERRY GBR 210.4 21 21
21 Tomas-Llorenc GUARINO SABATE ESP 208.95 24 19
22 Nikita STAROSTIN GER 205.72 23 22
23 Ivan SHMURATKO UKR 196.65 22 23
WD Junhwan CHA KOR 82.43 17
25 Mark GORODNITSKY ISR 69.70 25
26 Adam HAGARA SVK 60.92 26
27 Vladimir SAMOILOV POL 60.71 27
28 Burak DEMIRBOGA TUR 52.86 28
29 Aleksandr VLASENKO HUN 51.10 29
WD Donovan CARRILLO MEX

金:宇野昌磨
銀:鍵山優真
銅:ヴィンセント・ジョウ(米)

ショートプログラム結果(15位まで)

順位 名前 SP得点 技術点 演技構成点
1 Shoma UNO JPN 109.63 62.36 47.27
2 Yuma KAGIYAMA JPN 105.69 58.62 47.07
3 Kazuki TOMONO JPN 101.12 57.38 43.74
4 Ilia MALININ USA 100.16 59.14 41.02
5 Daniel GRASSL ITA 97.62 54.67 42.95
6 Vincent ZHOU USA 95.84 51.67 44.17
7 Morisi KVITELASHVILI GEO 92.61 50.82 41.79
8 Matteo RIZZO ITA 91.67 48.79 42.88
9 Keegan MESSING CAN 91.18 47.07 44.11
10 Adam SIAO HIM FA FRA 90.97 48.84 42.13
11 Deniss VASILJEVS LAT 90.95 46.32 44.63
12 Camden PULKINEN USA 89.50 48.63 40.87
13 Sihyeong LEE KOR 86.35 48.14 38.21
14 Vladimir LITVINTSEV AZE 85.83 46.82 39.01
15 Kevin AYMOZ FRA 85.26 41.36 43.90

何と、日本選手が上位独占!友野一希選手は代打の代打でこの成績すごいとしか言いようがありません。

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フリースケート結果(15位まで)

順位 名前 FS得点 技術点 演技構成点
1 Shoma UNO JPN 202.85 107.71 95.14
2 Yuma KAGIYAMA JPN 191.91 98.53 93.38
3 Camden PULKINEN USA 182.19 97.61 84.58
4 Vincent ZHOU USA 181.54 93.96 87.58
5 Morisi KVITELASHVILI GEO 179.42 93.42 86.00
6 Adam SIAO HIM FA FRA 175.15 90.15 86.00
7 Daniel GRASSL ITA 169.04 85.98 84.06
8 Kazuki TOMONO JPN 168.25 81.97 87.28
9 Roman SADOVSKY CAN 164.82 82.38 82.44
10 Matteo RIZZO ITA 164.08 80.72 84.36
11 Ilia MALININ USA 163.63 81.33 83.30
12 Kevin AYMOZ FRA 160.20 75.44 85.76
13 Mihhail SELEVKO EST 155.87 80.73 75.14
14 Deniss VASILJEVS LAT 152.05 69.69 84.36
15 Vladimir LITVINTSEV AZE 147.79 72.93 76.86

3位のプルキネン選手がすごかったです。こんな完璧に滑る彼を見たのは初めてだったかも。

ワールド2022 男子 圧倒された宇野選手の演技!

主に上位選手についてちょっと感想。

圧倒的だった宇野昌磨選手ですが、本当に彼らしいなと思ったのは、SPでの点差があってFSでもライバル選手にミスが出て、超高難度の演技をしなくても勝てる状態だったのに、手を緩めなかったことです。とにかく自分の力を出し切る、自分の納得の演技をするということに集中したこと。

まったくもってあっぱれです。

SPのジャンプ構成は4F、4T+3T、3Aで、スピンステップ全部レベル4.加点バリバリ。

FSのジャンプ構成は4Lo、4S、4T+2T、3A、4F、4T、3A+1Eu+1Fで、最後ふたつのジャンプがちょっと乱れましたが、クワド4種類5回に3Aが2回の超高難度です。コンビネーションが2回しか入っていませんが、何しろジャンプが全部4回転か3回転半なので、リカバリーなんて簡単にできるわけないじゃん、と気が付いて唖然としました。それほどすごい構成ってことです。

しかもスピンステップ全部レベル4。でももちろんそういった技術的なことだけじゃなくて、心に響く演技というのか、表情、身体の動かし方、すべてがとても魅力的でした。素晴らしかったです。

鍵山優真選手も本当にすごい。SPもフリーもすこしミスがあったけれど、いつもとっても冷静で安心して見ていられる選手です。

何しろ猫着氷が見ていて気持ち良い。加点(GOE)もバリバリつくし、若いのにPCSもとても高い。これはすごいことですよね。

フリーは4回転3種類4回のジャンプ構成で、4T+1Eu+3Sが後半のボーナス付き!すんごい!スピンステップ全部レベル4。

このまま順調に伸びたらどこまで行っちゃうんだろうと心配になるくらいの才能を持った選手です。

3位になったのは、ヴィンセント・ジョウ選手。北京五輪では個人種目直前にコロナ陽性になって出場できず、その後の落ち込みもひどかったようですが、すばらしい演技を見せてくれました。

フリーでは冒頭に4LZを見事に決めました。ちょこちょこと回転不足を引かれたりもしていますが、絶対に最後まで滑りきるという強い意志が感じられる演技でした。中国と日本を取り交ぜた音楽も衣装も、ピッタリでした。

これで北京五輪の悪夢は拭い去れたかな。銅メダルおめでとう!

4位になったジョージアのクヴィテラシュビリ選手は、モスクワ生まれでエテリの門下生。ちょっと微妙な立場でそれが影響しなければ良いけれどと心配していましたが、最後の3F以外はノーミスの、私が今まで見てきた中でたぶん一番良い演技だったと思います。身長が高いので、4回転が決まると豪快ですよね。

5位になったプルキネン選手は、フリーでは3位でした。SP12位からごぼう抜き。

フリーは4T2回、3A2回を入れたノーミスの演技。4回転は今のところ4Tしか入れられないのかもしれませんが、これから種類も増やすのかな。

友野一希選手が堂々の6位に入りました。SPは3位。代打に強いなんて言われるのは嬉しいのか、そうではないのか。今回の世界選手権も直前にチャンスが回ってきたんですよね。いきなりの世界選手権でこの成績、すごいです。

フリーのララランドはジャンプにミスが続きましたが、後半のステップの盛り上がり、友野選手らしくてとても良かったです!

デニス・ヴァシリエフス選手は、ジャンプの調子が良くなかったのか、SPでは4回転なし、フリーでは冒頭で4Sに挑戦するも転倒、続く3A2回も回転不足。

魅せる演技ができるのにジャンプが苦手な選手って何人かいるけれど、すごくすごくもったいないです。ヴァシリエフス選手もそのひとりですね。

五輪から続けて世界選手権という選手も多かったと思います。調整も大変だったことでしょう。

でもそんなことを感じさせない、すばらしい試合でした。

選手のみなさん、ありがとう!

お疲れさまでした!

ゆっくり休んでくださいね(と言っても、たぶん休まないだろう選手を私たちは知っている・・・)。

世界選手権2022結果ページ

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