やはりウワサ通り、メドヴェデワ選手はカナダのブライアン・オーサーコーチの元へ行くことになりました。
何だかんだと憶測などが飛び交っていますね~。憶測中の憶測、引退やアルメニアに変更、ということがなくてとりあえずは良かったです。
トゥトベリーゼコーチについて思うこと
メドヴェデワ選手の一連の報道を見ていると、憶測なのか事実なのかわからないものもあって、事実は半分くらいかな、くらいの感じで見ていました。
報道の中の、メドヴェデワ選手が平昌五輪の際にトゥトベリーゼコーチに「ザギトワをあと一年ジュニアに留まらせておくことはできなかったのか」と聞いたという報道は、最初まったく信じていませんでした。
それはメドヴェデワ選手がそんなことを言うわけがないということではなく、彼女もまだ18歳の少女なのだから弱音を吐くことだってあるとは思うけれど、そんな内輪の話しが表に出るわけがない、というのが理由でした。
ところがこれが本当のことだったのですね。トゥトベリーゼコーチがTVで言ったのだそうですね。私はロシア語はわからないし、どんな話の流れからどんな口調で言われたことなのかもわかりませんが、ちょっと信じがたいです。
メドヴェデワ選手から音信がないこと、花束を持ってありがとうを言いに来るべきだ、というようなことも報道陣に漏らすことではないでしょう。
メドヴェデワ選手は、トゥトベリーゼコーチやチームの人達に感謝のコメントを出して、コーチの辛辣な話に反論などはしていなくて一枚上手(今のところ)という感じです。これから花束を持ってありがとうを言いに行くかどうかはわかりませんが。。。
あ~、でも、フィギュアスケートのコーチと選手のこういうトラブルって、結構あるんですよね。
一番に思い出すのは、ヨナ・キム選手とオーサーコーチが師弟関係を解消した時のトラブルです。お互いに言うことが食い違って、ちょっとした泥仕合になったのでしたっけ。
オーサーコーチと並んで大活躍中のアルトゥニアンコーチも、浅田真央さんと突然の契約解消をしたことがありました。これはもう少しコミュニケーションを良くしていれば避けられたことだったかなと思います。あ、このときはお互いを非難したり、ということはなかったですね。契約解消から間もなく、浅田真央さんが世界選手権で優勝した時に、キス&クライにいるはずのアルトゥニアンコーチの姿がなかったのは、お互いにとって悲しいことだったな、と思います。
オーサーコーチの元で
ロシアのトップ選手が、完全に外国でトレーニングをするって、今までにもあったのでしょうか。
ロシアのトップ選手は、国からの援助でトレーニングができるはずですが、今回のメドヴェデワ選手の場合はどうなるんでしょうね。余計なお世話ですが、ちょっと心配したりして。メドヴェデワ選手にはスポンサーが付いているけれど、それが継続されるなら国からの援助がなくても大丈夫なのかな?
なんていうことを考えていたら、おもしろい記事がありました。
ロシアのトップ選手にかかる費用は、政府のファンド、連盟、コーチの属しているクラブから支払われるということです。選手はコーチ代も振り付け代も、氷上と陸上のトレーニング代も払う必要がないということ。その代わり、試合での賞金の一部、時にはショー出演料の一部をコーチに支払うのだそうです。
興味深いのは、オーサーのコーチ代にも言及されていることです。オーサーコーチのコーチ料は、2010年に1時間110ドル、今はもう少し高くなっているそう。お~、そうなのか。時間計算なんですね。
シニアに上がった2015-2016シーズンからのメドヴェデワ選手の試合賞金の総額は、30万ドル以上にのぼるそう。これ以外に、スポンサーが3つ、PanteneとNikeとJohn Wilson bladesが付いているそうです。
オーサーコーチのいるクリケットでかかる費用が、いったいいくら位になるのかちょっと想像がつきませんが、かなりの総額になるのは間違いないようです。メドヴェデワ選手は今後もロシア代表として出場するということなので、ロシアからの援助は(一部でも)受けられると良いですね。でももしかしたらスポンサーからの収入で、余裕で賄えるのかも(こちらも想像がつきません)。
この記事中で、オーサーコーチとヨナ・キムさんとのトラブルにも触れています。そうだよねえ、誰でも思い出すよねえ、うんうん。ちなみにオーサーコーチは、このことについては今でも辛いと言っています。
フィギュアスケートファンとしては、メドヴェデワ選手がオーサーコーチのもとでどんな風に変わって行くのか、とても楽しみです。メドヴェデワ選手の新しい魅力を引き出してくれるような気がします。そして彼女自身が楽しくスケートができると良いな、と思います。