フィギュアスケート世界選手権2016 ペアSP ハイレベルな戦い!

女子SPに続き、ペアもとんでもないことに!

この大会は前シーズン休養のソチ金メダリストのボロソジャル/トランコフ組が戻ってきて、その上アリオナ・サフチェンコ選手が新しいパートナーと出場!それだけでも大変なのに、若手がどんどん力を付けてきているという、おそろしいことに・・・

フィギュアスケート世界選手権2016 ペアSP 結果

1 Wenjing SUI / Cong HAN CHN 80.85 43.88 36.97
2 Meagan DUHAMEL / Eric RADFORD CAN 78.18 41.93 36.25
3 Tatiana VOLOSOZHAR / Maxim TRANKOV RUS 77.13 39.97 37.16
4 Aliona SAVCHENKO / Bruno MASSOT GER 74.22 39.98 34.24
5 Ksenia STOLBOVA / Fedor KLIMOV RUS 73.98 38.38 35.60
6 Evgenia TARASOVA / Vladimir MOROZOV RUS 72.00 39.29 32.71
7 Alexa SCIMECA / Chris KNIERIM USA 71.37 39.57 32.80
8 Lubov ILIUSHECHKINA / Dylan MOSCOVITCH CAN 68.17 38.28 29.89
9 Vanessa JAMES / Morgan CIPRES FRA 66.69 36.23 30.46
10 Kirsten MOORE-TOWERS / Michael MARINARO CAN 66.06 36.18 29.88
11 Nicole DELLA MONICA / Matteo GUARISE ITA 65.32 36.26 29.06
12 Cheng PENG / Hao ZHANG CHN 60.01 32.51 28.50
13 Valentina MARCHEI / Ondrej HOTAREK ITA 59.76 32.37 27.39
14 Tarah KAYNE / Daniel O SHEA USA 59.27 32.56 27.71
15 Xuehan WANG / Lei WANG CHN 57.32 31.87 26.45
16 Lola ESBRAT / Andrei NOVOSELOV FRA 52.78 28.92 23.86
——–
17 Goda BUTKUTE / Nikita ERMOLAEV LTU 51.65 29.88 21.77
18 Ioulia CHTCHETININA / Noah SCHERER SUI 49.32 28.64 20.68
19 Adel TANKOVA / Evgeni KRASNOPOLSKI ISR 46.81 26.47 20.34
20 Tatiana DANILOVA / Mikalai KAMIANCHUK BLR 45.56 25.41 20.15
21 Miriam ZIEGLER / Severin KIEFER AUT 45.31 23.53 21.78
22 Sumire SUTO / Francis BOUDREAU AUDET JPN 38.50 20.92

16位までがフリー出場です。

完璧なスイ/ハン組 魅せるボロソジャル/トランコフ組

1位のスイ/ハン組は、何と言っても技術力の高さが光っていました。難しいエレメンツをミスなくこなし、エネルギッシュでスピードのあるスケーティング。GOEもがっつりもらっていますね。

スポンサーリンク

2位のドゥハメル/ラドフォード組もほぼ完璧でしたが、完成度の点でスイ/ハン組の方が勝っていました。基礎点はドゥハメル/ラドフォード組の方が高いのですが。サイドバイサイドのジャンプがルッツですからね。

3位のボロソジャル/トランコフ組。見ていて楽しい素敵な演技で、PCSでは1位です。ただ上2組の技術力に及ばなかった。1年以上のブランクは、やはり大きいのですね。

4位にサフチェンコ/マッソー組が入りました。大きな大会初出場の彼らは、かなり早い滑走順でしたが、ツイストの高さに「おおお~」とどよめきが起こっていました。

上位7組が70点越えという、おそろしいことになっています。

完璧な演技をした組が勝ち、女子シングルスみたいですね。気が抜けません。

我らが須藤/オデ組のこと

最近の大会のSPではコンスタントに50点を越えていたので、もしかするとフリーに行けるかもしれないと思っていました。

すごく緊張していたような気がします。特にオデ選手。須藤選手は滑り出しで微笑んでいて、けっこう心臓が強いのかもと思いました(表情は大切なので、表情が作れるのはとっても良いですよね)。この大舞台で、緊張しない方がおかしいです。その緊張を力に変えられる人が強いのでしょう。

見せ場のデススパイラル(いつもはオデ選手のポジションがすごくきれい)、失敗しちゃったのはスピードが足りなかったのでしょうか。とても残念です。

リフトの時も、オデ選手が力で上げている感じがしましたね。

でも今回の失敗は、必ずこれから役に立つはず。フィギュアスケートは何百回練習するよりも、1回の大きな舞台の方がずっと得られるものが多いと聞いたことがあります。

まだ組んだばかりのふたり。まだまだこれからです。

須藤選手がオデ選手の側面に乗るエレメンツ、とっても好きです。

スポンサーリンク
This site uses cookies. Find out more about this site’s cookies.