シーズンの前半の締めくくり、グランプリファイナルが始まりました。ジュニアと同時開催で、一日にたくさん試合があるので、見る側も体力がいりますね~。
私も全部見ている時間はなく、主要選手と気になる選手を見ただけですが、第一日目の試合結果と感想です。
第一日目は、ジュニアの男子、女子、ペア、シニアの男子、ペア、アイスダンスが行われました。
地上波の放送は、ちょうど試合時間だったのにLIVEじゃない不思議・・・
フィギュアスケートグランプリファイナル シニア 男子&ペア&アイスダンス
男子
名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 | |
1 | Nathan CHEN | USA | 103.32 | 58.14 | 45.18 |
2 | Shoma UNO | JPN | 101.51 | 57.04 | 46.47 |
3 | Mikhail KOLYADA | RUS | 99.22 | 55.51 | 44.71 |
4 | Jason BROWN | USA | 89.02 | 44.30 | 44.72 |
5 | Sergei VORONOV | RUS | 87.77 | 45.16 | 42.61 |
6 | Adam RIPPON | USA | 86.19 | 42.59 | 43.60 |
ほぼ予想通りです(上位2人しか予想していないけれど)。
ネイサン・チェン選手はジャンプの調子がイマイチ、一番きれいに決まったのが苦手としている3Aでした。ジャンプ構成は4Lz+3T、4F、3A。珍しくスピンがひとつレベル3。この私のお気に入りのSPの完成形は、五輪までお預けなんでしょうかね。
宇野昌磨選手は、3Aを跳んでから転倒、変な転び方でした。足をひねらなくて良かったです。ジャンプ構成は4F、4T+3T、3A。転倒と時間超過(演技までの30秒なのか、演技時間なのか不明)でマイナス2。それでも100を越してしまうという。本人も驚いていました。
コリャダ選手はどんどん精悍な顔つきになって行きますね。4Ltz、4T+3T、3A。4Ltzで惜しくも転倒、それ以外はとても良い演技でした。スピンステップ全部レベル4です。もうちょっとで100越えだったのに。
上位3人は僅差になりました。
3位と4位が10点くらい開いてしまいました。4回転の差という感じで、ちょっと切ない。
ブラウン選手もヴォロノフ選手もリッポン選手も、とっても良かったんだけどな。リッポン選手の点数が低いと思ったら、3Ltzで回転不足を取られています。
フリーも4回転次第の順位になるかもしれませんが、最下位でも6位だからね。
もちろん宇野昌磨選手には一番高いところに載っていただきたく!
ペア
名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 | |
1 | Aljona SAVCHENKOBruno MASSOT | GER | 79.43 | 42.53 | 36.90 |
2 | Evgenia TARASOVAVladimir MOROZOV | RUS | 78.83 | 42.24 | 36.59 |
3 | Wenjing SUICong HAN | CHN | 75.82 | 39.64 | 37.18 |
4 | Ksenia STOLBOVAFedor KLIMOV | RUS | 73.15 | 39.20 | 34.95 |
5 | Meagan DUHAMELEric RADFORD | CAN | 72.18 | 37.00 | 35.18 |
6 | Xiaoyu YUHao ZHANG | CHN | 70.15 | 37.60 | 33.55 |
サフチャンコ/マッソー組が1位だけれど、何だか上から下まで点差があまりなくて、フリーを見るのがオソロシイ。
サフチャンコ/マッソー組は、マッソー選手が先シーズンのSPの方が滑りやすいということで、この大会は戻してみたのだそうですが、結果が良かったのでこれで行くかもしれませんね。新しいSPも良いのだけれど、ラテンらしくということで特訓を受けたらしく、ちょっと負担なのかなと思います。私個人的には、この先シーズンのSPは大好きです。楽しい動きがたくさんあって。リフトは今シーズンの片手リフトを採用。加点モリモリ。
2位はタラソワ/モロゾフ組。1位とほとんど差がありません。3Loスロージャンプが、高さも幅もあってすんごくきれい!加点バリバリ。タラソワ選手の衣装は、見るたびに2005-2006シーズン(トリノ五輪シーズン)の荒川静香さんのFS(全日本まで滑っていた幻想交響曲)の衣装を思い出します。
3位のスイ/ハン組は、ハン選手がSBSジャンプで転倒。惜しかったです。その後は完璧な演技でした。それでもそんなに差が付いたわけではないので、まだわかりませんね。
4位にストルボワ/クリモフ組。ツイストの後の何でもないところで転倒、その直後のスロージャンプを難なくこなしてしまうところが、さすがベテラン。
ドゥハメル/ラドフォード組が、どうもあまり調子が良くなさそう。
アイスダンス
名前 | 国 | SD得点 | 技術点 | 演技構成点 | |
1 | Gabriella PAPADAKISGuillaume CIZERON | FRA | 82.07 | 42.93 | 39.14 |
2 | Tessa VIRTUEScott MOIR | CAN | 81.53 | 42.56 | 38.97 |
3 | Maia SHIBUTANIAlex SHIBUTANI | USA | 78.09 | 40.85 | 37.24 |
4 | Madison HUBBELLZachary DONOHUE | USA | 74.81 | 38.22 | 36.59 |
5 | Madison CHOCKEvan BATES | USA | 74.36 | 38.08 | 36.28 |
6 | Anna CAPPELLINILuca LANOTTE | ITA | 74.24 | 37.87 | 36.37 |
まずSPを制したのはパパダキス/シゼロン組、いやはやなんか、すごいです。どのジャッジもほとんど3しか付けてない。こうなっちゃうと、これ以上は付けようがないわけで。どうするんでしょうね。
シブタニズもすごく良かったのですが、ツイズルでアレックス君が1回転少なくて(マイアちゃんが1回転多かったのかも)、揃っているだけに目立ってしまいました。
フィギュアスケートグランプリファイナル ジュニア 男子&女子&ペア
ジュニア男子
名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 | |
1 | Alexei KRASNOZHON | USA | 81.33 | 45.26 | 36.07 |
2 | Alexey EROKHOV | RUS | 78.39 | 42.72 | 35.67 |
3 | Mitsuki SUMOTO | JPN | 77.10 | 41.73 | 35.37 |
4 | Makar IGNATOV | RUS | 75.78 | 40.67 | 35.11 |
5 | Camden PULKINEN | USA | 70.90 | 35.57 | 35.33 |
6 | Andrew TORGASHEV | USA | 64.73 | 31.01 | 33.72 |
やっぱりクラスノジョン選手が来ましたね。
須本選手の3位は立派!ずっと3Aの調子が悪かったようですが、本番では決めてしまうところなんて、なかなか根性があるではありませんか。
ジュニア女子
名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 | |
1 | Alexandra TRUSOVA | RUS | 73.25 | 42.96 | 30.29 |
2 | Alena KOSTORNAIA | RUS | 71.65 | 41.42 | 30.23 |
3 | Anastasia TARAKANOVA | RUS | 67.90 | 39.56 | 28.34 |
4 | Rika KIHIRA | JPN | 66.82 | 38.65 | 28.17 |
5 | Daria PANENKOVA | RUS | 65.65 | 38.07 | 27.58 |
6 | Sofia SAMODUROVA | RUS | 65.01 | 36.84 | 28.17 |
ロシア選手5人(エテリ王国4人とロシア1人)に日本から紀平梨花選手が乱入の図。ロシア選手は名前と顔がなかなか一致しない、すまん。全員がミスなしでした。こわいわ。
1位になったのはトゥルソワ選手、まだ子供っぽいけど、やってることがすごすぎ。エテリ王国の女子選手の多くは、全ジャンプを後半に跳ぶことが多いですね。精神的にも負担が大きいと思うのですが、エテリ王国は国内の競争が激しいから、鍛えられちゃうのかもしれませんね。曲がBig Spenderという、13歳の女の子にはどうかなという曲で、SNSで話題になっています。この曲「ちょっと遊んでいかない?」みたいな、とっても上品じゃない歌なんですよね。この辺が歌詞アリの難しいところです。
紀平選手は4位です。パーフェクトでしたが、ジャンプの助走が長いとか、ほんのちょっとしたところでロシア選手と差が付いてしまったかも。でもレベルは全部取れているし、SPはとにかくミスなしというのが大事。フリーは自信があると思うので、期待しています!
ジュニアペア
名前 | 国 | SP得点 | 技術点 | 演技構成点 | |
1 | Apollinariia PANFILOVADmitry RYLOV | RUS | 60.81 | 34.41 | 26.40 |
2 | Ekaterina ALEXANDROVSKAYAHarley WINDSOR | AUS | 60.26 | 33.13 | 27.13 |
3 | Daria PAVLIUCHENKODenis KHODYKIN | RUS | 59.51 | 33.26 | 27.25 |
4 | Yumeng GAOZhong XIE | CHN | 59.47 | 33.27 | 26.20 |
5 | Anastasia POLUIANOVADmitry SOPOT | RUS | 57.28 | 32.39 | 24.89 |
6 | Aleksandra BOIKOVADmitrii KOZLOVSKII | RUS | 55.92 | 30.46 | 26.46 |
Grand Prix Final 2017 Senior and Junior results
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コメント
地上波ね・・・もうね・・・ジュニアの二人を見せてくれたのは評価するけどね・・・。
日本(私が住んでいるところ)=ロシア>>>>NAGOYA(テレビ朝日)の距離感なんですよ!
時差が30分あるんですね~。遠いな~(すっとぼけ)
今年は大きくてきれいなTVで見るためにわざわざTV新調したのにどうしてくれるんだ・・・!と怒りながらライストで見ました。男子とダンスは見ました。しみじみ最近の技術はすごいな~と思います。
宇野選手のこけ方びっくりしました・・・。
みんなとりあえず健康で怪我なく今シーズン終了まで行ってください!!
亜希さん、いつもコメントありがとうございます。
時差が30分もあるなんてね~。名古屋は遠いよね~。
何のためのTV放送だ、って感じですね。
ライストは、画面が小さかったり止まったり、いろいろありますよね。
でも、こうしてライブで観られるなんて良い時代になったよなあ・・・
いつも感謝しながら観ています。
書き忘れたので追記。
須本選手の2位は立派!
になってます~。願望ですかね。願望ならせっかくですし大きく出て1位で・・・(こら)
いつもありがとうございま~す!
願望が出ちゃいましたね~。