冬季ユニバーシアード2017 フィギュアスケート女子新田谷2位、磯邉3位！

カザフスタンで行われている冬季ユニバーシアードのフィギュアスケート女子の部で、新田谷凜選手が2位、磯邉ひな乃選手が3位になりました。おめでとう！

優勝はロシアのエレーナ・ラディオノワ選手でした。

ユニバーシアードフィギュアスケート女子　新田谷凜2位！

もしかして表彰台のうち少なくとも二つはロシア？と思っていましたが、日本選手がふたり載ってくれました。うれしいですね～！

女子総合結果

順位	名前	国	総合点	SP順位	FS順位
1	RADIONOVA Elena	RUS	196.61	1	1
2	NITAYA Rin	JPN	187.18	3	2
3	ISOBE Hinano	JPN	174.27	5	3
4	TUKTAMYSHEVA Elizaveta	RUS	171.68	2	6
5	LEONOVA Alena	RUS	171.06	6	4
6	RODEGHIERO Roberta	ITA	161.20	4	7
7	KIHARA Mariko	JPN	154.30	9	5
8	ZHAO Ziquan	CHN	146.94	8	8
9	HERCEG Maria-Katharina	GER	140.89	7	13
10	GRM Dasa	SLO	138.61	12	9

ロシアからはラディオノワ選手、トゥクタミシェワ選手、レオノワ選手と、まるでGPSのようですが、3選手とも欧州選手権と世界選手権派遣を逃してしまったんですよね。層の厚いおそロシアです。

日本からは新田谷凜選手、磯邉ひな乃選手、木原万莉子選手が出場しました。

出場選手の顔ぶれから、日本選手とロシア選手とイタリアのロデギエーロ選手が上位に来るのは、わかっていることではありました。

でも正直、磯邉ひな乃選手が表彰台に載るとは思っていませんでした。すごい～！

1位のラディオノワ選手はSPもフリーも1位の完全優勝でした。ただやはりベストの状態にはまだ遠い感じですね。フリーではジャンプがかなり乱れてしまいました。転倒も1回。ジャンプは根性で降りている感じだし、全体的にちょっと重いような感じがします。まだ（心と体の変化との）闘いの最中かな。このところ衣装が変わらないので、体形の変化は止まりつつあるのかなと思います。

2位になった新田谷凜選手は、SPは3位で、フリーでは2位になりました。美しい可憐な演技でした。フリーはルッツがひとつ1回転に抜けるミス。その後に3Lz+3Tのコンビネーションを入れ、単独3Lzも入れています。コンビネーションをふたつしか入れられなかったのが惜しかったですが、技術点ではトップでした。個人的に応援している選手なので、今回の2位はとても嬉しいし、これからにつながるかなと思います。

磯邉ひな乃選手は、SP5位、フリー3位で総合3位になりました。ほぼノーミスの演技でした。表現の面ではまだ物足りないけれど、この大会に出たことが躍進のきっかけになるかもしれません。

トゥクタミシェワ選手はSPはとても良かったのですが、フリーでボロボロになってしまいました。フリー冒頭の3T-3Tは高さも幅もあるゴージャスなジャンプで、すばらしかったです。なのに・・・転倒も3回で減点4。う～ん、なかなか安定しません。

レオノワ選手はGPSでの不調が頭にあるだけに、今回の演技を見てホッとしました。フリーはルッツが1回転になった以外、ほぼパーフェクト。以前の勢いはありませんが、これが復調の兆しなら嬉しいと思います。

木原選手は今季少し苦しんでる印象です。それでもSPは9位でしたが、フリーは巻き返して5位、総合で7位でした。でも、彼女らしい優雅な滑りはすてきでした。

女子フリー結果

順位	名前	国	FS得点	技術点	演技構成点
1	RADIONOVA Elena	RUS	127.59	62.43	66.16
2	NITAYA Rin	JPN	125.28	64.96	60.32
3	ISOBE Hinano	JPN	117.49	58.53	58.96
4	LEONOVA Alena	RUS	116.37	55.73	60.64
5	KIHARA Mariko	JPN	104.01	50.81	53.20
6	TUKTAMYSHEVA Elizaveta	RUS	102.67	45.55	61.12
7	RODEGHIERO Roberta	ITA	102.17	47.17	56.00
8	ZHAO Ziquan	CHN	93.71	45.79	47.92
9	GRM Dasa	SLO	89.80	41.72	48.08
10	MAMBEKOVA Aiza	KAZ	89.53	42.89	46.64