Icenetworkの記事 男子4回転狂騒はどこまで行く?

もう2週間ほど前ですが、Icenetworkに男子の4回転についてのコラムが掲載されました。

4回転半アクセルは跳べるのか、跳ぶとしたら誰か、5回転ジャンプは跳べるのか、など興味深い内容です。

記事の中にとにかくよく出てくる名前は、羽生選手です。

記事の中から面白い部分を抜き出してみました(ので、記事の全訳ではありません)。

No end in sight to quad madness in men’s skating

「終わりが見えない男子スケートの4回転狂騒」

2016年のGPFのエキシビションの練習中に、羽生選手が「遊びで」4回転サルコウ-半ループ-4回転サルコウを跳んでみていた。確かに2回目のサルコウは転倒したけれど、4回転-4回転のコンビネーション?

オーサーコーチが、「羽生選手はこういう練習の場面で競争心を出すことが多くて、一度4アクセルを見たことがある」と。

もしかしたら2015年DOIのエキシビションで、無良選手と4Aに挑戦したことかもしれませんが(この時は転倒)。

まだ4回転が革命的なジャンプだった2000年に、ティモシー・ゲーブルが5回転ジャンプについて、「可能だと思う」と語っていた。その2年後にゲーブルは世界で初めての4回転サルコウに成功しているが、「自分ができるか、次の世代かはわからないけれど、誰かが成功させるだろう」「15年前には、だれも4回転ジャンプが可能だなんて考えていなかった」。

確かに。

羽生結弦が4Loを降り、宇野昌磨が4Fを降りた。今度の全日本選手権では、羽生も村上も山本もいないけれど、それでも半ダース位の選手は少なくとも1度の4回転を跳ぶだろう(註:この記事は全日本直前に書かれたものです)

この前のGPFでは、6選手中5人が、6種類の4回転のうちの5種類をきれいに決めた。残りのクワドは4回転半のアクセルだけ。

GPFのフリー後の記者会見で、4Aについて話題になった。

ネイサン・チェンは、「いつ現実になるかわからない」「ゆずは3Aをきれいに簡単に跳ぶから、ゆずが一番近いだろう」「自分は確実に3Aを跳べるようになるのが先決」

そうでした。チェン選手は4回転はバンバン跳ぶのに、3Aは苦手なんですよね。

羽生は4Aはスケートを始めたころからの夢だと言い、「練習して行きたい。できれば試合のプログラムに入れたい」。

20年前のフランスでの研究で、1秒間に2000度の回転があれば、1秒の滞空時間で5回転半できる。しかし一握りのスケーターしか0.7秒以上の滞空時間がある高いジャンプが跳べない。

アクセルジャンプは踏切りの時に回転が失速するから、4Aより5回転ジャンプの方が先の可能性がある。

アクセルジャンプって、やっぱり難しいんですね。

ダラウェア大学の生物力学者のジェイムズ・リチャーズが、5回転ジャンプは不可能だろうと言っている。


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どこまで行く男子フィギュアジャンプ競争(狂騒)

オーサーコーチの教え子のステファン・ゴゴレフは、11歳にして3種類(サルコウ、トウループ、ルッツ)の4回転を跳ぶ。「この世代が、フィギュアスケートのレベルをまた上げるだろう」とスコット・ハミルトンが語っている。

どうしてスケーターが4回転を跳びたがるのか理由は簡単で、基礎点が非常に高いからである。転倒したとしても4回転回り切っていれば、3回転ジャンプ(アクセルを省く)よりも得点がもらえる。

もし羽生が4回転-4回転のコンビネーションを跳べば、それだけで21点。GPFでのチェンの技術点113.13のうち58.9は、4つのジャンプエレメンツ(4回転を含む)からの得点である。

ゲーブルが言うには「ほんの少数のスケーターが4回転を5回跳べるだろう。羽生がサルコウ2回、ト―ループ2回、ループ1回、もしくはチェンがルッツ2回、ループ2回、フリップ1回」「とは言え、精神面が限界要素となるだろう。自分の場合、3Aを1回から2回に増やすのはものすごい高いハードルだった。4回転でも同じだろう」。

チェンは「4回転と4回転の間に、いつリカバリーして、いつひと息つくかが重要。いろいろ試して、前半に4回の4回転が今のところベスト」だと語る。

そして、これがいったいどこまで行くのか誰にわかるというのだろう?

やはり大技は体力的にはもちろんですが、精神的にも大きな負担になるんですね。

まとめ

訳した部分が、何だか堅苦しくなっちゃいました。読みにくくてすみません。

現役スケーターの中で、もし4Aを跳ぶ選手がいるとすれば羽生選手だと考えている人は多いようですね。5回転ジャンプの方が4Aよりは可能性が高そうなのは、意外でした。

そういえば、以前ロシア女子選手に3Aの可能性を聞いたインタビューで、4回転は否定しないのに、3Aはとんでもないという選手が何人かいたのを思い出しました。アクセルはそれだけ難しいジャンプだということでしょう(跳ぶのがこわいジャンプだとも聞きますね)。

余談ですが、記事中に「emoji」という単語があって、知らない単語だと思って辞書で調べちゃいました。「絵文字」ですね。アメリカでは日常的に使われる単語になっているのかな。

No end in sight to quad madness in men’s skating

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コメント

  1. 傍観者 より:

    アメリカでは日常的に使われる単語になっているのかな
    >emoji、スマホ世代ならほぼ100%通じます^^
     

    • mala-mi より:

      傍観者さん、コメントありがとうございます。

      あ~、やっぱりそうなんですね。
      ほぼ100%ですか、それはすごい。

  2. 亜希 より:

    ステファン・ゴゴレフさんについてがびっくり・・・
    そんな選手がいるんですね~。
    オーサーコーチのところだとスケーティングもいいだろうしすごい選手がいるもんだ~・・・。
    4A・・・いいけど別に・・・見せてくれると喜ぶけど・・・でも体に気を付けて~

    • mala-mi より:

      >亜希さん
      今の若い子はびっくりですね。
      女子は若い時に跳べても、体形の変化などで難しくなったりするけれど
      男子は筋肉が付いてくると、もっと確実になって来ることが多いですからね。

      4A、見たいけどね・・・心配ですよね・・・
      無理にしなくても、と思ってしまいます。

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