もうすぐフィギュアスケート・ジュニア世界選手権2015 女子をもうちょっと細かく見てみた

シニアもジュニアも、女子はとにかくロシアが強い。日本女子はそこに割り込んでいけるのか???

ジュニアのGPファイナルでの結果を詳しく見てみようと思います。

取り上げるのは、ロシアのエフゲニア・メドベデワ選手とセラフィマ・サハノヴィッチ選手、日本の樋口新葉選手と永井優香選手です。

SP
Evgenia MEDVEDEVA
1 CCoSp3p4 3.50
2 StSq4 3.90
3 2A 3.63 x
4 3F+3T ! 10.34 x
5 3Lz 6.60 x
6 FCSp4 3.20
7 LSp4 2.70
基礎点 33.87 GOE 5.42 TES合計 39.29
PCS 27.8
TSS 67.09

Serafima SAKHANOVICH
1 CCoSp3p4 3.50
2 StSq3 3.30
3 3F+3T 10.34 x
4 3Lz 6.60 x
5 2A 3.63 x
6 LSp4 2.70
7 FCSp3 2.80
基礎点 32.87 GOE 5.04 TES合計 37.91
PCS 28.14
TSS 66.05

Yuka NAGAI
1 3T+3T 8.20
2 3Lz 6.00
3 FCSp3 2.80
4 LSp3 2.40
5 2A 3.63 x
6 StSq4 3.90
7 CCoSp3p4 3.50
基礎点 30.43 GOE 5.91 TES合計 36.34
PCS 26.65
TSS 62.99

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Wakaba HIGUCHI
1 2A 3.30
2 3Fe+3T e 7.80
3 FCSp4 3.20
4 CCoSp3p4 3.50
5 3Lz 6.60 x
6 LSp4 2.70
7 StSq3 3.30
基礎点 30.40 GOE 3.32 TES合計 33.72
PCS 26.65
TSS 60.37

ロシアのふたりは全ジャンプを後半に跳んで、x1.1をもらっています。これが一番得点差に響いていますね。

永井選手の注目すべきところはGOE の高さ。一番たくさんもらっています。GOEが高いならPCSももう少し出てもよさそうなものですが。コンビネーションが3T-3Tで、樋口選手を含むほかの選手の3F-3Tと比べると、それだけで1.2点低くなります。

樋口選手は3Fでエッジエラーを取られて、1.6も損していてGOEもマイナス。これが完璧なら、2点くらいは上がりそうですね。

ロシア選手はPCSが高いですが、SPだけを見る限りそんなに差はありません。現状ではジャッジも最初からロシア選手にはPCSを高くつける用意がある(それだけロシア選手の上手さは周知の事実である)という気がします。日本の選手もGPSや四大陸で活躍したので、その辺が今度の世界選手権での評価に響いてくるんじゃないでしょうか。だんだんロシア選手と日本選手の差は縮んでいくのではないかと、まあ半分希望的予想をしています。

次回はFSを見てみようかな。

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